ヨークシャーテリア(ヨーキー)は消化器がデリケートな犬種として知られ、ドッグフードが合わないと下痢や軟便を起こしやすい傾向があります。この記事では、ヨーキー特有の下痢の原因を掘り下げたうえで、お腹に優しいフードの選び方とおすすめ商品、正しい切り替え方法までを詳しく解説します。
【結論】ヨーキーの下痢対策には「高タンパク・低脂質・グレインフリー」のフードが最適
結論からお伝えすると、下痢や軟便に悩むヨークシャーテリアには、良質な動物性タンパク質を主原料とし、脂質が控えめで穀物不使用(グレインフリー)のドッグフードを選ぶことが最も重要です。さらに、乳酸菌やオリゴ糖などの腸内環境を整える成分が含まれているフードであれば、消化器が弱いヨーキーのお腹をしっかりサポートできます。
特にヨークシャーテリアは門脈シャントや腸リンパ管拡張症といった消化器系疾患の好発犬種であり、一般的な犬種以上にフード選びが健康を左右します。下痢が続く場合は動物病院での受診を最優先としつつ、日々の食事管理で予防・改善を目指しましょう。
ヨークシャーテリアの下痢が起こりやすい犬種特有の理由
ヨークシャーテリアが他の犬種に比べて下痢を起こしやすいのには、明確な犬種特有の理由があります。まず理解しておきたいのは、ヨーキーは体重2〜3kg程度の超小型犬であり、消化器官そのものが小さく繊細だということです。消化管の長さに対して体が小さいため、食べ物の影響を受けやすく、少しの食事の変化やストレスでも胃腸のバランスが崩れやすい体質を持っています。
門脈シャント(先天性門脈体静脈短絡)
門脈シャントとは、本来なら消化管から肝臓に送られるはずの血液が、肝臓を通らずに全身を巡ってしまう先天性の血管異常です。ヨークシャーテリアはこの疾患の好発犬種として広く知られています。門脈シャントがあると、食事で摂取した栄養が正常に代謝されず、消化不良や下痢、嘔吐を引き起こすことがあります。子犬期から成長が遅い、食後にぐったりする、下痢が続くといった症状がみられる場合は、早急に動物病院での精密検査が必要です。
腸リンパ管拡張症
腸リンパ管拡張症は、腸のリンパ管が拡張してリンパ液が腸管内に漏れ出す疾患で、慢性的な下痢や体重減少、低タンパク血症を引き起こします。ヨークシャーテリアやマルチーズなどの小型犬に多くみられ、脂肪の多い食事が症状を悪化させることが分かっています。そのため、この疾患を持つヨーキーや予防を考える飼い主さんは、低脂質のフードを選ぶことが極めて重要になります。
食物アレルギーと食べムラ
ヨークシャーテリアは食物アレルギーを起こしやすい犬種でもあります。特定の穀物(小麦・トウモロコシなど)や添加物に反応して下痢や皮膚トラブルが現れるケースが少なくありません。また、ヨーキーは食べムラがある子が多く、急にフードを食べなくなったり、おやつだけを欲しがったりする傾向があります。食べムラから空腹の時間が長くなると、胃酸過多で嘔吐や下痢を引き起こすこともあるため、食いつきの良いフードを安定的に与えることが大切です。
皮膚トラブルとの関連が気になる方は、ヨークシャーテリアの皮膚トラブルに合うドッグフードおすすめ5選も参考にしてみてください。
下痢をするヨーキーのためのドッグフードの選び方5つのポイント
ポイント1:良質な動物性タンパク質が主原料であること
ヨークシャーテリアの消化器に負担をかけないためには、第一原料にチキンやサーモン、ラム肉などの良質な動物性タンパク質が使われたフードを選ぶことが基本です。犬は本来肉食に近い雑食動物であり、動物性タンパク質の消化吸収率は植物性タンパク質よりも高い傾向にあります。タンパク質含有量は27%前後を目安に、ヒューマングレードの原材料を使用しているフードが安心です。
ポイント2:脂質が控えめ(低脂質)なフードを選ぶ
ヨーキーの下痢対策で特に意識したいのが脂質の量です。脂質は消化に時間がかかり、消化器が弱いヨークシャーテリアにとって大きな負担になります。前述の腸リンパ管拡張症の観点からも、脂質10〜15%程度の控えめなフードを選ぶことが推奨されます。高脂質のフードは食いつきが良い反面、お腹が緩くなる原因になりやすいため注意が必要です。
ポイント3:グレインフリー(穀物不使用)または消化しやすい穀物を使用
小麦やトウモロコシといった穀物は、食物アレルギーの原因になりやすいだけでなく、消化不良を起こして下痢につながることがあります。グレインフリーのフードを選ぶか、もし穀物が含まれる場合はサツマイモや玄米など消化しやすい炭水化物源が使われているものを選びましょう。
ポイント4:乳酸菌・オリゴ糖など腸内環境サポート成分の配合
腸内環境の乱れは下痢の大きな原因の一つです。乳酸菌やフラクトオリゴ糖、ビール酵母などの善玉菌をサポートする成分が配合されたフードを選ぶことで、ヨーキーの腸内フローラを健やかに保つ手助けができます。これらの成分は日常的に摂取することで効果が期待できるため、毎日の主食に含まれていると理想的です。
ポイント5:人工添加物が不使用であること
着色料、人工香料、BHA・BHTなどの合成酸化防止剤は、消化器が敏感なヨークシャーテリアの下痢を悪化させるリスクがあります。原材料表示を確認し、不要な添加物が使われていない「無添加」に近いフードを選びましょう。酸化防止剤を使用する場合でも、ローズマリー抽出物やビタミンEなど天然由来のものであれば安心です。
下痢に悩むヨークシャーテリアにおすすめのドッグフード5選
ここからは、上記の選び方のポイントを踏まえ、下痢や軟便に悩むヨーキーに特におすすめのドッグフードを5つ厳選してご紹介します。
おすすめ1位:モグワン ドッグフード チキン&サーモン
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | モグワンドッグフード チキン&サーモン |
| 販売元 | 株式会社レティシアン |
| 原産国 | イギリス |
| 主原料 | チキン&サーモン56.5%(放し飼いチキン生肉21%、生サーモン12%、乾燥チキン12%、乾燥サーモン7.5%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%) |
| タンパク質 | 27%以上 |
| 脂質 | 10%以上 |
| カロリー | 361.5kcal/100g |
| 粒サイズ | 約8〜12mmドーナツ型小粒 |
| 主な特徴 | グレインフリー、ヒューマングレード、着色料・香料不使用、オメガ3脂肪酸1%、オメガ6脂肪酸1.8%配合 |
| 内容量 / 通常価格 | 1.8kg / 5,456円(税込) |
| 定期価格 | 4,910円(税込・10%OFF) |
| 対象 | 全犬種・全年齢 |
モグワンは、動物性タンパク質を原材料全体の56.5%と豊富に配合しながら、脂質は10%以上と比較的控えめに設計されたドッグフードです。サツマイモやエンドウ豆を炭水化物源に採用したグレインフリー処方のため、穀物アレルギーによる下痢のリスクを大幅に軽減できます。
さらに、腸内環境を整えるフラクトオリゴ糖やビール酵母が配合されており、お腹の弱いヨーキーの消化をサポートしてくれます。約8〜12mmのドーナツ型小粒は、口の小さいヨークシャーテリアでも噛み砕きやすく、食いつきの良さでも高い評価を得ています。サーモン由来のオメガ3脂肪酸が豊富で、被毛の美しさが魅力のヨーキーの皮膚・被毛の健康もサポートします。
おすすめ2位:カナガン ドッグフード チキン
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | カナガンドッグフード チキン |
| 販売元 | 株式会社レティシアン |
| 原産国 | イギリス |
| 主原料 | チキン生肉26%、乾燥チキン25% |
| タンパク質 | 29%以上 |
| 脂質 | 15%以上 |
| カロリー | 376kcal/100g |
| 主な特徴 | グレインフリー、高タンパク、グルコサミン・コンドロイチン配合、フラクトオリゴ糖配合 |
| 内容量 / 通常価格 | 2kg / 5,456円(税込) |
| 対象 | 全犬種・全年齢 |
カナガンはチキンの配合比率が非常に高く、タンパク質29%以上と高タンパクなフードです。グルコサミンやコンドロイチンが配合されており、ヨークシャーテリアに多い膝蓋骨脱臼への関節ケアも期待できます。腸内環境をサポートするフラクトオリゴ糖も含まれています。ただし脂質が15%以上とやや高めなので、お腹がかなり敏感な子は少量から試すのがおすすめです。
おすすめ3位:このこのごはん
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | このこのごはん |
| 販売元 | 株式会社オモヤ(コノコトトモニ) |
| 原産国 | 日本(国産) |
| 主原料 | 鶏肉(ささみ、レバー)、鹿肉、まぐろ |
| タンパク質 | 21.3%以上 |
| 脂質 | 8.2%以上 |
| カロリー | 343kcal/100g |
| 主な特徴 | 小麦グルテンフリー、低脂質、乳酸菌配合、小型犬向け約7〜8mm小粒、無添加(保存料・酸化防止剤不使用) |
| 内容量 / 通常価格 | 1kg / 3,850円(税込) |
| 対象 | 全犬種・全年齢(小型犬向け設計) |
このこのごはんは、脂質8.2%以上と低脂質設計が最大の特徴です。消化器が弱く脂質の多いフードで下痢しやすいヨーキーには特に向いています。国産の鶏肉ささみを主原料に、鹿肉やまぐろなど複数の動物性タンパク質をバランスよく配合しています。乳酸菌が含まれており、腸内環境のサポートも期待できます。約7〜8mmの小粒サイズは超小型犬のヨーキーにぴったりです。涙やけケアの面でも支持されているフードです。
おすすめ4位:ロイヤルカナン ヨークシャーテリア専用 成犬用
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | ロイヤルカナン ブリード ヘルス ニュートリション ヨークシャーテリア 成犬用 |
| 販売元 | ロイヤルカナン ジャポン |
| 原産国 | フランス |
| 主原料 | 家禽ミート(鶏・七面鳥) |
| タンパク質 | 26%以上 |
| 脂質 | 16%以上 |
| 主な特徴 | ヨークシャーテリア専用設計、EPA・DHA配合、被毛ケアに特化、犬種専用キブル形状 |
| 内容量 / 価格 | 1.5kg / 約3,500円前後(販売店により異なる) |
| 対象 | ヨークシャーテリア 生後10ヶ月齢以上 |
ロイヤルカナンのヨークシャーテリア専用フードは、犬種の体質に合わせて栄養バランスが調整されている点が安心感につながっています。ヨーキーの被毛の美しさを維持するためにEPA・DHAなどのオメガ3脂肪酸が強化されています。獣医師からの推奨も多いフードです。ただし穀物(米、小麦など)が含まれるため、穀物アレルギーが原因の下痢がある場合は注意が必要です。脂質もやや高めなので、下痢が深刻な場合は獣医師に相談のうえ検討しましょう。
おすすめ5位:アカナ スモールブリード(小型犬用)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | アカナ スモールブリード アダルト |
| 販売元 | アカナファミリージャパン |
| 原産国 | カナダ |
| 主原料 | 新鮮鶏肉、鶏肉ミール、七面鳥肉ミール |
| タンパク質 | 31%以上 |
| 脂質 | 17%以上 |
| 主な特徴 | 高タンパク、グレインフリー、原材料の質が高い(地元産食材を使用)、小型犬向け小粒設計 |
| 内容量 / 価格 | 2kg / 約5,500円前後(販売店により異なる) |
| 対象 | 小型犬成犬用 |
アカナは「生物学的に適正な食事」をコンセプトに、肉類の配合比率が非常に高いプレミアムドッグフードです。タンパク質31%以上と高タンパクで、筋肉量の維持が重要な活動的なヨーキーに適しています。グレインフリーで原材料の品質も高い反面、脂質17%以上とやや高めなので、下痢がひどい場合は少量ずつ試して様子を見ることをおすすめします。食物アレルギーが疑われる場合は、アカナのシングルプロテインシリーズを検討するのもよいでしょう。
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モグワンがヨーキーの下痢対策に最もおすすめな理由
5つのフードをご紹介しましたが、その中でもモグワン チキン&サーモンをヨーキーの下痢対策フードとして最もおすすめする理由を詳しく解説します。
第一に、脂質が10%以上と5商品の中で最も控えめな水準であることが挙げられます。ヨークシャーテリアの消化器トラブル、とりわけ腸リンパ管拡張症のリスクを考えると、適度なタンパク質量(27%以上)を確保しながら脂質を抑えたモグワンの栄養バランスは理にかなっています。
第二に、グレインフリーかつヒューマングレードの原材料を使用している点です。チキン&サーモン56.5%という動物性タンパク質の高配合率は、消化吸収率の高さにつながります。サツマイモやエンドウ豆などの良質な炭水化物源は、穀物アレルギーの心配なくエネルギーを供給してくれます。
第三に、フラクトオリゴ糖やビール酵母など腸内環境サポート成分が配合されていることです。善玉菌のエサとなるフラクトオリゴ糖は、腸内フローラのバランスを整え、下痢の予防と改善に寄与します。
第四に、約8〜12mmのドーナツ型小粒という形状です。ヨーキーの小さな口に合ったサイズで、ドーナツ型の穴があることで噛み砕きやすく、消化の第一段階である咀嚼をしっかり行えます。フードをよく噛めることは消化不良の防止にもつながります。
加えて、オメガ3脂肪酸(1%)とオメガ6脂肪酸(1.8%)が配合されているため、「動く宝石」と称されるヨーキーの美しい被毛の健康維持にも役立ちます。被毛ケアについてさらに詳しく知りたい方は、ヨークシャーテリアの毛並みを良くするドッグフードおすすめ5選もあわせてご覧ください。
モグワンの口コミ・評判|ヨーキー飼い主のリアルな声
良い口コミ
モグワンに切り替えたヨーキーの飼い主さんからは、多くのポジティブな声が寄せられています。「今までフードを残すことが多かったヨーキーが、モグワンにしてから完食するようになった。小粒で食べやすそう」という食いつきに関する評価が非常に多くみられます。
下痢・軟便の改善に関しても、「下痢気味だったうちの子が、モグワンに替えてから正常なうんちになってきました」「ロイヤルカナンから7日間かけて徐々に切り替えたら下痢もなくスムーズに移行できた」といった声が確認できます。さらに、「チキン&サーモンが香ばしくて食欲が増したようで、毛艶もキレイになった気がする」と、被毛の変化を実感する飼い主さんもいます。
気になる口コミ
一方で、注意が必要な口コミも存在します。「急にモグワン100%に切り替えたら軟便になった。徐々に混ぜるべきだった」という声が複数見られます。これはモグワンに限った話ではなく、どのフードでも急な切り替えは消化器に負担をかけます。必ず7〜10日かけて少しずつ混ぜる形で移行することが大切です。
また、「価格が高めなのでコスパが気になる」という声もあります。ただし、ヨーキーは体が小さく給餌量が少ないため、1.8kgのパッケージでも約1ヶ月半〜2ヶ月程度持つことが多く、1日あたりに換算すると100円前後と、それほど負担にはなりません。定期コースを利用すれば10%OFFの4,910円で購入できるため、継続利用を前提とするなら定期購入がお得です。
こんなヨーキーの飼い主さんにおすすめ
以下のようなお悩みや状況に当てはまるヨークシャーテリアの飼い主さんには、この記事でご紹介したフード(特にモグワン)が強くおすすめできます。
まず、「フードを変えるたびにお腹が緩くなってしまう」「慢性的に軟便気味で改善しない」といった消化器の不調に悩んでいる飼い主さんです。グレインフリーかつ低脂質のモグワンは、消化器への負担を最小限に抑えた設計になっています。
次に、「食べムラがひどくて栄養が心配」「ドライフードを嫌がる」というヨーキーの飼い主さんにも適しています。モグワンのチキン&サーモンの香ばしい香りは食いつきの良さで高い評価を得ており、食べムラの改善に期待が持てます。ぬるま湯で軽くふやかすと香りがさらに立ち、食いつきがアップする場合もあります。
また、「フードの原材料や添加物が気になる」という安全志向の飼い主さんにもおすすめです。ヒューマングレードの原材料を使用し、着色料・香料不使用で、イギリスの厳格な品質管理基準のもと製造されています。
さらに、シニアのヨーキーの消化力低下が気になる方は、シニアのヨークシャーテリアに合うドッグフードおすすめ5選も参考にしてみてください。痩せすぎが気になる場合は、痩せすぎのヨークシャーテリアを健康的に太らせたい!ドッグフードの選び方とおすすめ3選も役立つ情報が掲載されています。
ヨーキーの下痢を防ぐフード切り替えの正しい方法
ドッグフードの切り替え時に下痢をするヨーキーは非常に多いです。これはフードそのものが悪いのではなく、切り替え方法に問題があるケースがほとんどです。正しい切り替え方法を押さえることで、下痢のリスクを大幅に軽減できます。
7〜10日かけて段階的に切り替える
新しいフードへの切り替えは、最低でも7日間、理想的には10日間かけて行います。具体的には、1〜2日目は旧フード75%+新フード25%、3〜4日目は旧フード50%+新フード50%、5〜6日目は旧フード25%+新フード75%、7日目以降に新フード100%という流れが目安です。ヨーキーは消化器が特に繊細なので、途中で軟便が見られたら一段階前の配合比に戻して、数日間様子を見てから再度進めましょう。
ふやかして与える方法も有効
消化力が弱いヨーキーや子犬、シニア犬の場合は、新しいフードをぬるま湯(30〜40度程度)で5〜10分ふやかしてから与えるのも効果的です。ふやかすことで胃腸への負担が減り、消化吸収がスムーズになります。ただし、ふやかしたフードは傷みやすいため、食べ残しは速やかに片付けましょう。
給餌量を適切に管理する
フードの与えすぎも下痢の原因になります。ヨーキーの体重は成犬で2〜3kg程度が標準的ですが、パッケージに記載された給餌量の目安を参考に、愛犬の体型や活動量に合わせて適量を与えることが大切です。1日の給餌量を2〜3回に分けて与えることで、1回あたりの消化負担を軽くし、下痢の予防につながります。
ドッグフード以外で注意すべき下痢の原因と対処法
ヨーキーの下痢はフードだけが原因とは限りません。適切に対処するために、ドッグフード以外の主な下痢原因も把握しておきましょう。
ストレスによる下痢
ヨークシャーテリアは繊細な性格の子が多く、環境の変化や留守番、来客などのストレスで下痢をすることがあります。引越し直後やトリミング後、動物病院受診後などに一時的な下痢が見られる場合は、ストレスが原因の可能性があります。安心できる環境を整えて、落ち着いて過ごせるよう配慮しましょう。
異物の誤飲・誤食
ヨーキーは体が小さいため、少量の異物でも消化器に大きな影響を与えます。人間の食べ物(チョコレート、玉ねぎ、ぶどうなど犬に有害なもの)を誤って食べた場合は、下痢だけでなく中毒症状を起こす危険性があるため、すぐに動物病院を受診してください。
寄生虫や感染症
特に子犬期やドッグランなどで他の犬と接触する機会が多い場合、ジアルジアやコクシジウムなどの寄生虫感染、パルボウイルスなどのウイルス感染が下痢の原因となることがあります。下痢に加えて血便、激しい嘔吐、ぐったりして元気がない場合は、感染症の疑いがあるため速やかに動物病院を受診しましょう。
動物病院を受診すべきタイミング
次のような症状がみられる場合は、フードの変更で対処しようとせず、すぐに動物病院で診察を受けてください。下痢が3日以上続く場合、血便や黒色便がある場合、激しい嘔吐を繰り返す場合、食欲がまったくなくぐったりしている場合、子犬の下痢(脱水のリスクが高い)、体重の急激な減少が見られる場合がそれに該当します。ヨーキーは体が小さく脱水しやすいため、下痢の際は特に注意が必要です。
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よくある質問(FAQ)
Q1. ヨークシャーテリアが下痢をしているとき、フードはふやかしたほうがいいですか?
下痢をしているときは、フードをぬるま湯(30〜40度)で5〜10分ふやかして与えるのがおすすめです。ふやかすことで消化器への負担が軽くなり、水分補給にもなります。ただし下痢がひどく食欲もない場合は、まずは絶食(半日〜1日程度)して胃腸を休ませ、少量の水を与えながら動物病院に相談しましょう。
Q2. モグワンに切り替えたら最初に下痢をしましたが、続けても大丈夫ですか?
フードの切り替え初期に一時的に軟便や下痢が出ることは珍しくありません。急に切り替えた場合は特にその傾向が強く出ます。一度旧フードの比率を増やして胃腸を落ち着かせ、7〜10日かけてゆっくり切り替え直してください。それでも下痢が続く場合は、そのフードの特定成分が体に合っていない可能性があるため、獣医師に相談することをおすすめします。
Q3. ヨーキーにグレインフリーのフードは本当に必要ですか?
すべてのヨーキーにグレインフリーが必須というわけではありません。穀物アレルギーがない子であれば、消化しやすい穀物(白米や大麦など)を含むフードでも問題ないケースもあります。ただし、下痢や軟便が続いていて原因が特定できない場合は、穀物がトリガーになっている可能性を排除するためにグレインフリーを試してみる価値は十分にあります。
Q4. ヨーキーの下痢はどのくらい続いたら病院に行くべきですか?
元気や食欲がある場合でも、下痢が2〜3日以上続くときは動物病院を受診してください。ヨーキーは体が小さいため脱水しやすく、下痢が長引くと急速に体調が悪化する可能性があります。特に子犬やシニア犬の場合は1日以上の下痢でも早めの受診をおすすめします。血便や嘔吐を伴う場合は、すぐに受診が必要です。
Q5. モグワンのチキン&サーモンとマグロ&白身魚、下痢しやすいヨーキーにはどちらが良いですか?
下痢対策を重視するなら、まずはチキン&サーモンから試すのがおすすめです。チキンは犬にとって消化しやすいタンパク源の代表格で、サーモンはオメガ3脂肪酸が豊富で抗炎症作用が期待できます。マグロ&白身魚もお腹に優しい設計ですが、チキンアレルギーが疑われる場合の代替として検討するとよいでしょう。2種類を交互に与えて食べ飽きを防ぐ飼い主さんもいますが、お腹が敏感なうちは1種類に絞って安定させることを優先してください。
Q6. ヨーキーの下痢対策として、サプリメントも併用したほうがいいですか?
良質なフードを適切に与えていれば基本的にサプリメントは不要ですが、慢性的に下痢しやすいヨーキーには、獣医師と相談のうえで乳酸菌サプリメントや消化酵素サプリメントの併用を検討するのもひとつの方法です。ただしサプリメントはあくまで補助であり、まずはフードの見直しと適切な給餌方法を整えることが最優先です。
まとめ|ヨーキーの下痢はフード選びと切り替え方法で改善できる
ヨークシャーテリアは門脈シャントや腸リンパ管拡張症の好発犬種であり、消化器がデリケートなため、他の犬種以上にドッグフード選びが重要です。下痢や軟便に悩むヨーキーには、高タンパク・低脂質・グレインフリーで、腸内環境サポート成分が含まれたフードを選ぶことが基本です。
今回ご紹介した5つのフードの中でも、モグワン チキン&サーモンは脂質が控えめでグレインフリー、フラクトオリゴ糖やビール酵母による腸内環境サポート、ヨーキーの口に合う小粒設計と、下痢対策に必要な条件をバランスよく満たしたフードです。
ただし、どんなに良いフードでも急な切り替えは禁物です。必ず7〜10日かけて段階的に移行し、愛犬のうんちの状態を観察しながら進めてください。また、下痢が長引く場合や血便・嘔吐を伴う場合は、フードの問題ではなく病気の可能性があるため、動物病院での受診を優先しましょう。
愛するヨーキーの健康な毎日のために、今日からフード選びを見直してみてはいかがでしょうか。

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